「読書好きの子どもは学力が高い」という言葉を目にしたことはありませんか?
小学生の子どもを読書好きにしようとしても、何から手をつけたらよいのかわかりづらいですよね。子どもは興味のあることしかしないのですから……。
そこで今回は、小学生に読書習慣を身につけさせる方法を解説します。
語彙力や知識が身につき、成績アップが期待できますよ。まずは読書を習慣にするメリットからみていきましょう!
小学生が読書を習慣にするメリット
活字が子どもに与える影響は想像以上です。動画教材から学ぶことも大切ですが、受け身になってしまいます。自分で読み進めながら理解し、想像する力は大きなものです。ここからは小学生が読書を習慣にするメリットを解説します。
語彙力が増える
読書をすることによって語彙力が増えます。本の中には単語や用語はもちろん、多くの言葉遣いに触れられるからです。
語彙力が増えれば言葉の引き出しを多く持て、子どもが成長し社会人になったあとでも、さまざまな場面で役に立つでしょう。
想像力が身につく
読書をすることで想像力が身につきます。本のストーリーに感情が入り、登場人物の気持ちやさまざまな情景を思い描くからです。
たとえば「この物語の主人公は今どんな気持ちだろう?」と考えながら読み進めるため、学校の読書感想文に抵抗なく臨めるでしょう。
意味を理解し考える力が身につく
読書は子どもの考える力を養います。頭の中でストーリーや書いてあることの、意味を読み取り理解するためです。
ときにわからないことがあれば辞書を引くこともあるでしょう。活字だけの情報からさまざまなことを読み取り理解できれば、長文の文章題もスムーズにこなせるでしょう。
小学生に読書習慣を身につけさせる3つの方法
読書をすることのメリットは、子どもの学力を向上させる上で役に立つことばかりです。
ただ小学生に読書習慣を身につけさせるのは大変ですよね……。ここからは読書習慣を身につけさせるたった3つの方法をご紹介します。
幼児の頃から本の読み聞かせをする
入学前の幼児期から本の読み聞かせをしましょう。物心つく前から本に慣れ親しむことが大切だからです。文字が読めないから後回しでよいことはありません。入学後、子どもに読書をすすめても、読書が嫌いな子は興味を示しません。
小さな子どもでも興味を持ち、すぐ読み終えるような本を毎日読み聞かせましょう。とはいえ、幼児はすぐに飽きてしまいます。子どもが興味をもつキャラクターなど、好きな本にしてあげてください。
子どもが本を読んでいたらほめる
子どもが本を読んでいたらほめてあげてください。親にほめられれば子どもはうれしさでいっぱいになるからです。
少し大げさでもよいので、とにかくほめましょう。子どもは読書が楽しいものと思えるまではなかなか興味を示しませんよね。
親がほめてあげれば「読書はよいことだ!もっとほめてもらおう」となりますよ。
図書館に連れて行く
本を身近に感じてもらうには図書館がおすすめです。自宅とは違ってたくさんの本があるからです。図書館ではさまざまなイベントがあるのをご存じですか?たとえば読み聞かせイベントなどを活用して定期的に図書館に通えば、子どもにとって本が身近なものになります。
ただ最近はコロナの影響もあって、イベント自粛も多いですよね……。そんなときはオンラインを活用しましょう!地域にある図書館のホームページをみてみるとよいかもしれませんね。電子書籍を借りることも可能ですし、図書館にはさまざまな本があります。物語や小説だけではなく、資料や漫画もありますよ。子どもが本に興味を示せばしめたものですね。
読書をして得られる効果は?
家庭学習で読書を習慣化させることができれば、さまざまな効果が期待できます。
たとえば、
- 集中力
- 国語の長文読解力
- コミュニケーション力
- 漢字に抵抗がなくなる
などです。
本を読むときには当然集中しますし、集中するからこそ長文読解力が育めます。
読んだ本が面白ければ、友達にすすめることもあるでしょう。そこにコミュニケーション力が期待できます。
さらに習ったことのない漢字があったとしても、興味あれば辞書を引くなどのアクションもともなうでしょう。
書をして得られる効果はさまざまですが、損をすることはありません。
総合的に学力をあげるなら読書をさせよう:まとめ
入学前の幼児から読み聞かせをし、入学後は読書を習慣化できれば、
- 集中力
- 国語の長文読解力
- コミュニケーション力
- 漢字に抵抗がなくなる
などの効果が期待できます。
さらには語彙力が増え、想像力と考える力が身につくでしょう。
小学生の頃から読書が習慣化されていれば、総合的に学習力をあげることも可能です。
幼児期は毎日読み聞かせするのも大変ですが、小さい頃から本が身近にあることを当たり前としてしまいましょう。