「小学生になったし、おこづかいをあげようかな」と考えている方も多いでしょう。
気になるのが「おこづかいの相場」ですよね?
「よそのママはいくらあげてるんだろう」と気になることも……。
今回は、小学生のおこづかい相場について解説します。
おこづかいをあげることで金銭感覚を身につけられ、マネー教育にもつながりますよ。
小学生がもらっているおこづかいの平均は1,000以上
おもちゃのトップメーカー株式会社バンダイが2019年5月に発表したデータにもとづいてまとめています。
出展:株式会社バンダイ 「小中学生のおこづかいに関する意識調査」結果(2019年5月)よりグラフにまとめました。
2015年あたりまでは月額500円という家庭が多かったようです。
物価の上昇や祖父母からもらうおこづかいもあるようです。
低学年の場合、計画を持って使うことがむずかしいため、必要なときに少額ずつ渡す家庭もあります。
親からもらうおこづかいの平均額は、
- 小学校1~3年生:約1,000円
- 小学校4~6年生:約1,800円
祖父母からもらうおこづかいの平均額は、
- 小学校1~3年生:約2,000円
- 小学校4~6年生:約2,700円
祖父母からおこづかいを定期的にもらっている小学生は、4人に1人という結果も見逃せません。
小学生におこづかいは必要?
とくに小学校低学年の場合、おこづかいが本当に必要なのか悩みますよね。
というのも習い事や学校で使う学用品や生活に必要な衣類など必要なものは、親が買い物ついでに買うことが多いからです。
しかしいつまでも親が買い与えてしまっては子どもの金銭感覚が身につきません。
小学校低学年でも毎月決まった金額をおこづかいとして渡しましょう。
計画的にお金が使える方法を学ばせることも大切です。
使い道は飲食・文具漫画・家族友達へのプレゼント
おこづかいの使い道で圧倒的に多いのが、菓子類やジュース類など飲食に使うことが多いようです。
ついで多いのが文房具や漫画などの書籍類。家族や友達へのプレゼントに使う子どももいます。
小学生におこづかいをあたえる際の注意点
各家庭によっておこづかいをあたえる時期や金額はさまざまです。
おこづかいの使い道やあたえる際の注意点は、各家庭のしつけなども考慮し親と子どもが話し合って決めましょう。
おこづかいをあたえはじめるときに、ルールを決めておくことが大切です。
金額のルール
月に一度の定額制にするのか、お手伝いしたときの報酬制にするのか決めて起きましょう。
月に一度の定額制の場合、あたえた直後に全額使ってしまうこともめずらしくありません。
計画的に使うことを教えてあげてくださいね。
またお手伝いしたときの報酬制にするなら、お金目的のお手伝いにならないよう限度額を決めておくと安心です。
何を買うのか決める
学校や習い事で使う文房具や学習用品は、親が買い物ついでに買うことが多いです。
ですが、必要最低限にしましょう。
キャラクターの文房具がほしい場合はおこづかいで買わせるとムダづかいが減りますよ。
友達同士の付き合いで必要なお菓子やジュース類などの飲食費もおこづかいからと、家族全員で相談し合うことが大切です。
おこづかい帳をつける
おこづかいをあたえはじめたら、子ども専用のお財布とおこづかい帳を渡してあげてください。
お財布は特別感がでますし、おこづかい帳をあたえることで金銭管理が身につきます。
- いつ使ったか
- 何に使ったか
- 残高はいくらか
などの収支報告をさせると計画性も養えるでしょう。
足りなくなっても追加はしない
計画通りに使えず足りなくなったとしても追加であたえるのはやめましょう。
どうして足りなくなったのか、子どもが考えることも経験として大切です。
間違えたお金の使い方を子どものうちに学べば、大人になってお給料のやりくりをするなど、自分自身でコントロールできるようになりますよ。
友達同士で金銭の貸し借りをしない
たとえ仲のよい友達同士でも「金銭の貸し借り」は決してさせてはいけません。
金銭の貸し借りは大人同士でもトラブルの原因だからです。金銭のトラブルは友達同士の絆もこわしてしまいます。
どうして貸し借りはいけないのかしっかりと教えることが大人の役目と同時に、トラブルに発展したとき相談できるような親子関係が望ましいです。
大人の口出しはほどほどにする
おこづかい=ムダづかいだと割り切りましょう。最初から上手におこづかいを使える子はほとんどいません。
失敗することは大きな財産。失敗があるから学べるのです。
小さな頃から金銭感覚を養えば、大人になって困ることも少ないでしょう。
小学生のおこづかい事情:まとめ
小学生のおこづかいは、金額や使い道など各家庭でルール化しておきましょう。
金銭でトラブルとなったとき、子どもが親に相談しやすい環境を作っておくことが大切です。
おこづかいを上手にやりくりしていれば、おのずと金銭感覚も身につくでしょう。
生きていく上で欠かせないのがお金です。かしこく使う知恵を身につけさせたいですね。