三きょうだいの紹介
🌿 三きょうだいの紹介
🕊 湊(みなと)
幼いころから、状況を俯瞰して考える子。
感情に流されず、物事の構造を見抜く力がある。
静かに状況を読み、何が起きているのかを整理する。
部活引退後、一番苦手だった古文の点数を20点から共通テスト満点まで伸ばした徹底した努力型。
内側には青い炎のような芯を持ちながら、その熱さを外には出さない。
はるが生まれたころ、
素早く路地を曲がり、ランドセルを揺らして走ってくる。
その荒い息と弾む音に、
早くはるの顔が見たいという気持ちがにじんでいた。
玄関を開けると、
今度は足音を忍ばせて二階へ上がる。
はるが起きないように。
きょうだいのことを、いつも少し離れた場所から見ている。
そして、何気ない顔で、
「ママ、危なっかしいから見てやった方がいいよ」と小さく助言する。
静かで穏やか。
けれど、家の中では誰よりも頼りになる兄。
✨ あかり(灯)
生まれつき、目の動きに小さな特徴がある。
光の入り方や角度の捉え方が、人とは少し違う。
その目を悪気なく指摘され、
「あんたはおまけ」と一線を引かれる場面も繰り返しあった。
「もう、どこを見ればいいのかわからない!」
と独りこもって泣く夜もある。
それでも、外では笑う。
人には、底抜けに明るい子に見えるだろう。
弟のはるに何かあると、
「私が学校に行って言ってあげようか」と、
すっと前に出る。
揺れながら、それでも前を向く。
世界が少し違う角度から見えるからこそ、
あかりの写真には独特の透明感が宿る。
彼女のまなざしは、ときに揺れながらも、強くやさしい。
その光の記録は、Instagram「Akari’s gallery」へ。
🌞 はる(陽)
世界を、まっすぐに感じてしまう末っ子。
音も、光も、人の気配も、
少し強く、少し速く、体に届く。
片耳の聴覚を失ってからも、
世界の音をあきらめなかった。
ときに霧のように視界が揺れ、
爆音のように世界が押し寄せることもある。
怖くても、揺れても、
「行く」と決めた日は前を向く。
自分が痛くても、
相手が痛いと言えば、そちらを気にする。
末っ子らしい無邪気さと、
思いがけない深さをあわせ持つ。
守られているというより、
自然と愛されてしまう存在。