子どもの聴覚過敏、耳栓とヘッドホンどっちがいい?実際に使ってわかった違い

耳栓とヘッドホン、どっちがいいのだろう。
その答えを、私はすぐには出せませんでした。

 

耳栓だけで大丈夫な日もあれば、
それでは足りない日もある。

そんな中で、はるは、ある使い方をしていました。

はるの中で、少しずつ変化が起きていました。

 

こんなふうに「耳が痛い」と感じる子どもは、実は少なくありません。
日常の音がどれくらい負担になるのか——想像以上のこともあります。

 

子どもが「耳が痛い」と言った日|生活音はどれくらいうるさい?dBでわかる聴覚過敏の世界

 

耳栓とヘッドホンを一緒に使う

耳栓だけでは少し足りないとき。

 

・耳栓 → 音をやわらげる
・ヘッドホン → 音を遠ざける

 

オンライン英語で使っていた子ども用のヘッドホンを、
一緒に使うことがありました。

 

耳栓で音をやわらげて、
ヘッドホンでさらに外の刺激を減らす。

 

耳を包まれるような安心感が、
必要だったのだと思います。

実際にはる自身も

「ヘッドホンをすると耳が覆われているから手で押さえている時みたいに守られている感じがして安心するんだ」                                         

そう言っていました。

 

ただ、この使い方をしていたのは、
最初の一週間ほどでした。

 

そのあと、オンライン用のヘッドホンは
使わなくなりました。

 

それだけでは、
音や痛みを防ぎきれなくなってしまったからです。

もし、耳栓やヘッドホンを探している方は、
無理に特別なものを揃えなくても大丈夫です。

まずは、
「今あるもので少し楽になるか」を試すところからでも、十分です。

その上で、
わが家で実際に使ってきたものや、試してきたものは、
こちらにまとめています。

 

子どもが耳が痛いと言った日 ──聴覚過敏の我が子を救ったヘッドホン選びの全記録

 

ノイズキャンセリングのヘッドホンを使うか迷った日

実は家には、
ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンもありました。

 

けれど、最初は使いませんでした。

 

音が聞こえなくなりすぎたら危ないのではないか。
登下校で車の音に気づけなかったらどうしよう。

 

そう思って、
パパも「使ってみる?」とは言わなかったそうです。

 

それでも、はるは言いました。

 

「こっちのほうが、楽。」

 

実際に使ってみて感じた違い

使いながら、少しずつ見えてきたことがあります。

 

こんなふうに考えると、整理しやすいかもしれません。

 

・耳栓 → 音をやわらげる
・ヘッドホン → 音を遠ざける

 

どちらがいい、ではなく、

 

そのときの状態によって必要なものが変わる。

 

そんな感覚でした。

 

 

結論:どちらかではなく、どう使うか。

耳栓とヘッドホン。

 

どちらか一つを選ぶものではなく、
そのときの状態に合わせて使い分けるもの。

 

あるいは、
組み合わせることで楽になることもある。

 

そしてもうひとつ大事なのは、

 

子ども自身が
自分の感覚をちゃんとわかっていることもある、ということ。

 

大人が心配している間にも、
子どもは自分なりのバランスを探していました。

 

 

だからこそ――

 

一緒に試して、
一緒に考えていく。

 

その積み重ねが、
その子に合った形につながっていくのだと思います。

 

 

耳を守る方法はいくつもありますが、
その背景には、言葉にしにくい苦しさがあります。

はるが経験した「聞こえにくさ」と「音の痛み」は、
とてもわかりにくく、周囲の誤解を生みやすいものでした。

だから、家庭での工夫だけでなく、
学校でどう過ごすかも、とても大きなポイントでした。

実際に、どんな配慮をお願いし、どう伝えていったのか。
その具体的なやりとりや最初の3か月の記録は、
こちらの記事にまとめています。

「都合のいい耳だな」と言われた日々|聴覚過敏と片耳難聴の子どもに最初にやった対策